更年期、必ず病院に行く必要があるの？セルフケア方法について

40代半ばから50代にかけて、体調や気分の変化を感じる方が増えてきます。「これって更年期かも？」と思っても、受診するほどではない、と感じる方もいます。

結論からいうと、更年期でも“必ず”病院やクリニックに行かなくてはいけないわけではありません。
更年期の症状には軽いものから生活に支障が出るものまで幅があり、体調に合わせて受診を選ぶことができます。
※身体の変化に不安を感じている方や、症状に対しての対症方法が知りたい方は“なんとなく不調” の段階でもお気軽にご相談ください。

更年期とは？

よく見られる症状

• ホットフラッシュ（急なほてり・のぼせ）
• 発汗
• 動悸、息切れ
• 疲れやすい
• 頭痛、肩こり、めまい
• 不眠、眠りが浅い
• イライラ、不安、気分の落ち込み
• 月経の変化（周期の乱れ、経血量の増減）
• 性交痛、デリケートゾーンのトラブル

更年期でも受診しなくていいケース

次のようなケースでは、まずセルフケアや生活習慣の見直しで様子を見てもよいでしょう。

• 症状が軽く、日常生活（仕事や家事）に影響するほどではない
• 体調不良が一時的で、休養すると改善する
• 気持ちの落ち込みやイライラが軽度（睡眠や運動、食事の工夫で楽になる）
• ホットフラッシュやのぼせが短時間でおさまる

更年期の変化は自然な体の移り変わりでもあり、すべてが「治療が必要な状態」ではありません。季節による体調変化が重なり、軽い揺らぎとして感じる程度のこともあります。

更年期かな？と思ったら おすすめのセルフケア

睡眠をはじめとした生活リズムの見直し

早寝や安定した食事タイミングといった規則正しい生活でホルモンバランスが安定しやすくなります。

体を温める

冷えは不調を強く感じさせるため、衣類・入浴・食事で体を温める工夫が有効です。

適度な運動

ウォーキングやストレッチなど、無理のない運動は気分の安定にも役立ちます。

食事のバランス

たんぱく質、鉄分を意識するとよいとされています。特に大豆食品（イソフラボン）を意識的に取り入れてみましょう。

漢方やサプリは健康状態に合わせて

ドラッグストアで買える漢方や更年期向けサプリが合う方もいます。しかし、市販の漢方やサプリは手軽に購入できる一方、処方薬の方が経済的な場合もあります。また、効果には個人差があるため、医師に相談したほうが解決が早いこともあります。

※持病がある方や他に飲んでいるお薬やサプリがある場合は、医師やかかりつけ薬剤師に相談してから採り入れるほうが安心です。

ただし、病院に行くべきタイミングは見逃さないで

更年期は平均すると約5年前後続きますが、個人差が大きく、短い人で2〜3年、長い人で10年ほど続くこともあります。なんとなく我慢できるから、年齢のせいだから…と体のサインを見逃し続けていると、いつの間にか生活も体もしんどくなっているということがあります。

また、更年期症状だと思っていたものが、甲状腺の病気や貧血などほかの病気が原因であることも。

次のような場合は、遠慮なく受診してください。

• 自分の症状が更年期なのか判断できない
• 仕事や家事に支障が出る
• 動悸・息切れ・強い頭痛が頻繁に起きる
• 不安感や落ち込みが強く、日常生活がつらい
• 月経が極端に不規則、不正出血がある
• 何かの病気が隠れていないか心配

リラックスして自分のペースで。必要なときだけ婦人科へ

更年期は一人ひとり違う“体の移行期”です。
「病院に行かなきゃ」と肩に力を入れる必要はありませんし、
「こんなことで受診していいのかな」と遠慮する必要もありません。

調子の良い日はセルフケアでOK。
不安なときやつらいときだけ婦人科を頼る。
それくらいの気持ちでちょうど良いのです。

札幌で更年期の相談は女医が診るNorikoウィメンズヘルスクリニックへ

当院では症状に合わせたサポートを行っています。

近年では女性なら婦人科のかかりつけ医がいるのが当たり前・望ましい、といわれることもありますが、更年期でも婦人科にかかったことがない、という方は全く珍しくありません。

「なんとなく気が引ける」「病院に行くほどじゃないかも…」と思っている方も、この機会に受診してみませんか？

• 頻繁に来院できないけど、日常の症状を軽快にしたい。
• お薬とサプリ、どちらがいい？
• 更年期ではなく別の病気かも？と不安

当院は札幌駅直結、駐車場1時間サービスもある通いやすい婦人科クリニックです。様々な年代の女性スタッフと女性医師がお迎えします。
更年期を“自分らしく過ごすためのヒント”を、一緒に探していきましょう。