当院の不妊症に対する考え
わたしたちの最大の喜びは、お生まれになられたお子さんを連れてクリニックを訪ねてくれることです。二人目のお子さんも一般不妊療法、体外受精、顕微授精で出産された方もおります。ただ、現在当院ではART(体外受精など)は施行しておりません。
徒歩数分の不妊治療専門施設「さっぽろARTクリニック」と連携しております。
これからも一人でも多くの方と誕生の喜びを分かちあえたらと強く思う次第です。
当院では、不妊の原因を検索しながらまずは、タイミング療法から開始します。タイミング療法にても妊娠されなかった方や人工授精、体外受精、顕微授精などに適応がある方には初めから人工授精、体外受精、顕微授精などを提案することとなります。 人工授精、体外受精、顕微授精をお考えになられた段階では、他医院への紹介となります。
体外受精、顕微授精などの方法を最後まで残しておく事も考え方のひとつですが、体外受精、顕微授精なども年齢が若い時にされたほうが当然、成功する確率が高いことも事実です。もちろん適応がない場合に、すすめることはありません。
体外受精、顕微授精は、究極の検査と考えることができます。どのような受精卵であるのか、どのように分割していくのかを見ることができるからです。
若くてもなかなか質の高い受精卵を得られない方、逆に高齢でも質の高い受精卵が得られる方と個人差があります。自分の受精卵がどの段階のクオリティであるのかを目で見ることができるのですから、究極の検査と考えられるのです。
治療を継続しても、もちろん妊娠に至らないケースもあります。どこで治療を中止するかの判断をどうくだすのかも大変悩ましい事です。