性感染症

【性感染症5つの注意点】

1. 疑わしい、心配な時は、早急に検査を受ける
2. 陽性なら、パートナーも同時治療
3. 他人にうつさない(キスもダメ!)
4. クラミジアだけでない、コンジローマにも気をつけて!
この二つは、コンドームの使用によっても防げない場合があります。
5. 定期的に検査をして陰性であることを確認することはとても重要です。

性病といえば、以前は主に梅毒を意味し、花柳病などと呼ばれて特殊な状況で発病していましたが、現在はエイズ(AIDS)をはじめ多種多様な疾患を含んでいます。特に症状もなく一般の人にも潜在的に感染が起こっているのが現状です。典型的な症状は出現しないことが多く、検査を受けないとわからないままで過してしまう危険性があります。
たとえばクラミジア感染症は知らないうちに感染し、軽い下腹部痛を起こすことがありますが、ほとんど症状を起こすことなく腹腔内癒着を起こし、不妊の原因となっていることがあります。

特に最近、爆発的に増えているのが尖圭コンジローマです。まだ報告数は少ないですが、潜在数はかなりあると思います。
見つける事自体が難しい場合があり、さらに治療も困難を伴うことが多いとてもやっかいな感染症です。原因はウイルスですのでクスリを飲めば治るというものではないのです。また感染してから確認できるまで、3週間から~8ヶ月くらいかかるといわれています。いつ発病したか、誰から感染したかなど特定することも難しいものです。目にみえるイボなどがなくなったとしても3ヶ月以内に約25%は再発するといわれています。妊娠中ですと生まれる時に赤ちゃんにも感染するリスクがあります。その時は、帝王切開を選択するケースが多いです。

次のサイトは、わかりやすく詳しいものです。是非、ご覧下さい。
http://www.mochida.co.jp/ibonnu/index.html

望まない妊娠を含め、感染症から自分の身を守るのは、自分自身だと強く意識することです。
セーフセックス+セーブセックスも必要かもしれません。

札幌市におけるセックスやキスなどの性行為によって感染する性感染症(STD)の患者発生数を「性器クラミジア感染症」でみると10代の感染患者数は全国の約2倍と報告されています。