人工妊娠中絶(外科的手術)の方法と料金

手術費用(自費)

術前費用 : 22,000円
抗生剤、痛み止めなどの薬剤・超音波検査・血液検査・バイタルチェックなどが含まれます。

手術費用 : 110,000円

 

手術を受けるにあたって

残念ながら妊娠の継続ができない場合は、早期の受診をお勧めします。必要以上に遅れた場合は、手術時間も長く出血量も多くなり体の負担が大きくなる可能性が高まります。
当院では、体の負担が少ない時期に手術を施行できるように最適な手術日を選択することを心がけています。手術方法だけでなく最適な手術の日を選ぶことも重要です。
当院は、妊娠初期の手術のみで入院が必要な中期は行っていません。手術翌日と7日後の2回の診察が必要です。術後のフォローはとても大切です。

手術同意書

手術前に必ず必要です。

簡単な手術の説明(一般的)

妊娠初期の中絶の方法には吸引法と掻爬(ソ-ハ)法があります。
吸引法は、吸引サクションで子宮内容物を吸い出す方法で、一般的に子宮の内膜に傷がつきにくく手術と麻酔の時間が短くなると説明されています。
掻爬(ソーハ)法は、鉗子で子宮内容物を掻き出す方法で、子宮の内膜に傷がつきやすく、手術と麻酔の時間が長くなり、患者さんの負担が大きくなると説明されています。

当院の手術の経過

手術当日は、食事をとらずに抗生剤を服用して指定された時間までに来院していただきます。
安全な術中管理を行うために、血圧や心電図の監視モニターを装着、点滴をします。

当院は、術前の処置(ラミナリアによる子宮頸管拡張術)を行なわずに手術を行いますので、来院してすぐに手術を行います。手術時間は約5〜10分です。ラミナリアは用意はしてありますが必要となったことはありません。
術後2〜3時間程度お休みになってから帰宅となります。
手術日のクリニック滞在時間は4時間程度ですので、午後からの来院も可能です。
手術は静脈麻酔下で腹式の超音波で子宮内を観察しながら迅速に手術を行っています。

手術当日は安静を保って下さい。
ほとんどの方は翌日には平常どおりに生活をすることができますが、運動などは避け軽めな仕事や家事程度にして下さい。

麻酔は患者さんの体質と状況を考慮して行い、眠っている間に手術は終了します。
ただ、特に喫煙者は麻酔の効果が低いことが多々見られ 手術がスムースにいかない原因となります。
是非、禁煙をお願いします。

なお、当院は内服中絶薬にも対応しており、希望者は、内服の中絶薬を選ぶこともできます